ブログ 武奨館 秋期審査会②
2020年11月17日
今回初の試み「昇段10本型」
昨今、フルコン空手界でも型競技が盛り上がりを見せ、武奨館でも型に重きを置く道場生が増えてきました。
それに伴い組手、型それぞれに特化した昇段方法があるべきと以前より考えてきました。
極真伝統の10人組手に匹敵する「10本型」。
その場でコールされた型を10本連続で打つ。
間違いは許されません。
武奨館史に残る初チャレンジは、先日のIBKO全日本型選手権マスター女子の部で優勝した日尾(50歳)と中学女子の部で4位入賞した杷奈(中2)。
ともに来年9月に開催される型ワールドカップの出場を決めています。
10人組手とは打って変わり静寂の中、二人とも不安で顔をこわばらせてスタート。
どの型がコールされるかわからない緊張感の中、二人ともいつも通り見事な型を打ち進めました。
本数を重ね、息が上がってきた9本目で最大の難関「観空」。
皆が見守る中、乱れることなく最後までキレのある型を打ちきりました。
杷奈の10本目は得意型「最破」
最後で安心したのか、いつも以上にイキイキとした最破で締めてくれました。
杷奈おめでとう!
よく頑張って稽古したね。
これからも黒帯として後に控える後輩たちの良き見本として頑張ってくださいね。
日尾さんは一般部ということで11本連続!
最後の型は、「征遠鎮」。
得意型であり武奨館として誇れる見事な型です。
キツさを顔に出さず最後まで凛とした型を披露してくれました。
本当にお疲れさまでした。
あなたの努力と情熱には頭が下がります。
これからも、せえは、留生とともに武奨館の型先駆者として道場生たちを導いてください。
日尾さん、杷奈、新しい道を開いてくれてありがとう。
道場生たちの良い指針となりました。
今後も黒帯として努力を怠らず精進しましょう!